【四月一日】別にいいんだ、私得で【毎年恒例】

いつぞやネタに書いた菊池御大キャラの成り代わりでございます。
いつもの姉さまでなく、マイペースのんびり子で書く予定です。
基本背景にお花が飛んでいるような子です、花屋だけに。
シリーズ化します。
その内DMC（姉さま世界）にトリップしたりするやもしれません。
あと珍しく（？）一人称です。
続きからどうぞ。

秋ふゆはるという、なんだか四季を表わすのに一つ足りないような名前を付けられて、もしかして：男という疑惑と戦いながら、今日も私は元気に花に囲まれて生きてます。
お花はいいよ、綺麗だし見てるだけで幸せな気持ちになれる。
ましてや仮面被った握力２００kgの喪女にも優しいもの。
優しい従業員のみんなは別に気にしないって言ってくれるけれど、初対面の人は正直ドン引くと思う。
そのために見目麗しい子たちを雇ってるんじゃないかって言われると、あんま否定できないけど。
柊子と美也の美人姉妹と麻呂亜少年の頑張りでこの店は持っているようなもんだからね。
こんな不気味な店長がいては従業員含めお花だらけの店内で目立つというもの。
なので私は大抵従兄弟のせんべい屋にお邪魔しています。
たまに友達のイリヤのとこにも行くんだけどね、大抵はこっち。
折角近くに住んでるんだから親戚付き合いは大切にしたいし。
「せっちゃ～ん、お茶おかわり～」
「自分でやれ、僕は忙しい」
つれない反応だけど急須にお湯を入れてこっちに渡してくれる超絶美形が私の従兄弟のせっちゃんこと秋せつらくん。
本業はおせんべい屋さんなのに、副業の人捜しの方が有名で本人はちょっと不本意なんだそう。
あと顔が良すぎることでも有名。
従兄弟の私は婚期逃すこと間違いなしの仮面女なのにね。
あんまりにも美形すぎて私とは逆の意味で中々店頭にも出られないのだ。
菓子鉢のおせんべいに手を伸ばす。
せっちゃんのおせんべいは美味しい。
私が胡麻好きなのを知っているせっちゃんは、私が来ると菓子鉢に胡麻せんべいを多めに盛ってくれる。
ほぼ毎日のように通ってるせいで割と雑に扱われてるけど、嫌われてないってことはわかる。
これが俗に言うツンデレってやつか……！
「せっちゃ～ん」
「なんだ」
「うへへへ～」
何だか嬉しくなって笑うと、せっちゃんは路地裏のヘドロから出た妖物を見るような平坦な目でこっちに向ける。
しまいには「ついに駄目になったかな」だって！
ひどい！











続きなんて、ありませんよ？





今年もこの時期が来ましたね、ご察しの通り、エイプリルフールでございます。
慣れない書き方をしたせいで四苦八苦しました。
というか、このサイトに来て下さっているお嬢様方に菊池御大を知っていて、かつ秋ふゆはるを知っている方っているのかと。
いたら私と握手！
わからない方は、詳しくは『魔界都市ノワール』シリーズを！
ただしエログロ注意！
魔界都市≪新宿≫の中でも割と最近出たキャラなので、知っている人も少ないだろうと思いつつも書いてしまったジレンマです。
秋ふゆはる（♀）成り代わりはとりあえず美貌の従兄弟とフラグが立っております。
でもきっと続かない。