ここは拍手返信や更新や小話が中心の女性向け二次創作ブログです。
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を書いてみようと考えて、誰をマスターにするかで迷いました。
五次で考えていたので、なるとしたら士郎か凛だよなぁとか。
桜でもいいかなぁ、でもなぁ……ギャグなんだよ。
やっぱセイバー姉さまか。
ちょっとセイバー姉さまが凛に召喚されて、アーチャーが士郎によって召喚、士郎を殺そうとしたところをセイバー姉さまに止められるというシリアスが、私は見たい。
私が見たい。
自分の記憶と違う組み合わせと、まさかの姉さまサーヴァントとして参加に驚き焦るアーチャーがちょう見たい。
え、書かないよ?
五次で考えていたので、なるとしたら士郎か凛だよなぁとか。
桜でもいいかなぁ、でもなぁ……ギャグなんだよ。
やっぱセイバー姉さまか。
ちょっとセイバー姉さまが凛に召喚されて、アーチャーが士郎によって召喚、士郎を殺そうとしたところをセイバー姉さまに止められるというシリアスが、私は見たい。
私が見たい。
自分の記憶と違う組み合わせと、まさかの姉さまサーヴァントとして参加に驚き焦るアーチャーがちょう見たい。
え、書かないよ?
逃げ込んだ先、月明かりが差し込む土蔵の中で、流れた血が召喚陣を濡らしたのは或いは偶然ではなかったのだ。
「問おう、お前が私のマスターか?」
月のように硬質で涼やかな声が玲瓏と響いた。
差し込む明りに照らされて銀の髪が透けて輝く。
氷の色をしたまなざしが鋭く士郎に突き刺さった。
「……バローダねぇ?」
それが彼女でありえないことは確かなのに、彼の口は自然と姉の名を呼んでいた。
魔術と関係ないはずのバローダが光を纏って突然土蔵に現れるというのはあまりにも非現実的だ。
しかし士郎はそれが義姉であることを理性よりも先に本能で察知していた。
ぴくりと柳眉を寄せ、青いコートを纏った女騎士は己がマスターの少年を見つめる。
赤く燃えるような髪に幼さを残した顔と意思の強い琥珀の瞳。
見覚えのある顔だ。
よくよく吟味してみればどこぞで見たことのある制服を身にまとっている。
ぐるりと瞳を巡らせて周囲に目を向ければ、古びた土蔵のような場所に外からの明確な殺意。
どこかで聞いたことのある話だ。
本来ならばここにいるべきは自分ではない。
呼び出された彼女は過去である未来を人伝ではあるが知っていた。
そこで彼女は艶めいた唇を薄く開いてはっきりと宣言した。
「間違えました」
クーリングオフが効くか聞いてくるので少々お待ち下さい。
事務的に答えると彼女は『聖杯』との通信を試みる。
まだ完全に契約してないから大丈夫だろう。
呼び出された時点で既に契約が完了しているという現実を彼女はあえて無視した。
「おいこら! 無視してんじゃねーぞ!!」
サーヴァント呼び出しの光が見えたというのに、いつまで経っても出てこないことに苛立ったランサーが土蔵に入ってくる。
彼女はチッと小さく舌打ちをした。
「空気読め、駄犬が」
「ああっ!? 今俺を犬と言ったか!?」
槍を構えるランサーに彼女は何食わぬ顔でしれっと告げる。
「マスター、彼を夕飯に誘ってやれ」
ランサー、その真名をクー・フーリンという。
彼の生前立てたゲッシュ(制約)の中には『目下の者に食事を勧められたら断れない』というものがあった。
その制約は死後もなお生きている。
目下の者という定義が曖昧だが、年齢も戦闘の腕も下の士郎ならば確実に目下に入るだろうという予測の元、彼女はあえて告げた。
お前の正体は知っているという牽制の意味も込めて。
ランサーは飛びかかる寸前の獣のように身を低くした。
「チィッ、貴様、どうやって俺の正体を見破った!?」
なにしろ戦ってすらいないのだ。
一合たりとも刃を合わせたわけでもないのに、彼女は真名を知りさらにゲッシュさえも利用しようとした。
「何、知っていただけのことさ」
そう、聞いて知っていただけだ。
彼がマスターを奪われ今は不本意ながら神父の走狗をやっていることも。
その神父の裏にいる英雄王のことも。
参加者が求める聖杯の正体も。
彼女は聞いていたのだ。
遠い過去となった未来の世界で。
「故に教えてやろう、お前は今後どのルートを辿ろうとも『ランサーってかっこいいけど不幸がにじみ出てるよね』と言われる羽目になる!」
預言者もかくやと言った勢いで彼女は人差し指を突きつけて高らかに宣言した。
そしてその勢いのまま続ける。
「見せ場はあるが、それ以上にネタキャラ、不幸キャラとして弄ばれ続けることになるだろう!!」
どことなくメタな香りのする台詞を吐いて、彼女は胸を張った。
あれ?やっぱりバローダねぇじゃない?
たわわに熟れきった一部を見つめながら、士郎は本人が聞いたら骨折で済まされそうにないことを考えた。
彼女の発言に衝撃を受けたランサーが何となく煤けてきた所に、彼女は追いうちをかける。
「今だマスター、言ってやれ」
「えぇ!? ……えっと、夕飯食べていかないか?」
決して破ることのできないゲッシュにランサーは肩を落とした。
「…………ゴチになります」
凛とアーチャーが駆けつけた時には、居間の中で三人揃って夜食を食べていた。
「なんでさ」
あまりにも異なる平行世界に、思わず呟いてしまったアーチャーには罪はない。
ちなみに流石の聖杯もクーリングオフ制度は受け付けてなかったらしい。
ランサーの扱いは公式ですよね。
流石幸運ランクE!
居間では三人で仲良くご飯食べながら聖杯戦争について解説しています。
「問おう、お前が私のマスターか?」
月のように硬質で涼やかな声が玲瓏と響いた。
差し込む明りに照らされて銀の髪が透けて輝く。
氷の色をしたまなざしが鋭く士郎に突き刺さった。
「……バローダねぇ?」
それが彼女でありえないことは確かなのに、彼の口は自然と姉の名を呼んでいた。
魔術と関係ないはずのバローダが光を纏って突然土蔵に現れるというのはあまりにも非現実的だ。
しかし士郎はそれが義姉であることを理性よりも先に本能で察知していた。
ぴくりと柳眉を寄せ、青いコートを纏った女騎士は己がマスターの少年を見つめる。
赤く燃えるような髪に幼さを残した顔と意思の強い琥珀の瞳。
見覚えのある顔だ。
よくよく吟味してみればどこぞで見たことのある制服を身にまとっている。
ぐるりと瞳を巡らせて周囲に目を向ければ、古びた土蔵のような場所に外からの明確な殺意。
どこかで聞いたことのある話だ。
本来ならばここにいるべきは自分ではない。
呼び出された彼女は過去である未来を人伝ではあるが知っていた。
そこで彼女は艶めいた唇を薄く開いてはっきりと宣言した。
「間違えました」
クーリングオフが効くか聞いてくるので少々お待ち下さい。
事務的に答えると彼女は『聖杯』との通信を試みる。
まだ完全に契約してないから大丈夫だろう。
呼び出された時点で既に契約が完了しているという現実を彼女はあえて無視した。
「おいこら! 無視してんじゃねーぞ!!」
サーヴァント呼び出しの光が見えたというのに、いつまで経っても出てこないことに苛立ったランサーが土蔵に入ってくる。
彼女はチッと小さく舌打ちをした。
「空気読め、駄犬が」
「ああっ!? 今俺を犬と言ったか!?」
槍を構えるランサーに彼女は何食わぬ顔でしれっと告げる。
「マスター、彼を夕飯に誘ってやれ」
ランサー、その真名をクー・フーリンという。
彼の生前立てたゲッシュ(制約)の中には『目下の者に食事を勧められたら断れない』というものがあった。
その制約は死後もなお生きている。
目下の者という定義が曖昧だが、年齢も戦闘の腕も下の士郎ならば確実に目下に入るだろうという予測の元、彼女はあえて告げた。
お前の正体は知っているという牽制の意味も込めて。
ランサーは飛びかかる寸前の獣のように身を低くした。
「チィッ、貴様、どうやって俺の正体を見破った!?」
なにしろ戦ってすらいないのだ。
一合たりとも刃を合わせたわけでもないのに、彼女は真名を知りさらにゲッシュさえも利用しようとした。
「何、知っていただけのことさ」
そう、聞いて知っていただけだ。
彼がマスターを奪われ今は不本意ながら神父の走狗をやっていることも。
その神父の裏にいる英雄王のことも。
参加者が求める聖杯の正体も。
彼女は聞いていたのだ。
遠い過去となった未来の世界で。
「故に教えてやろう、お前は今後どのルートを辿ろうとも『ランサーってかっこいいけど不幸がにじみ出てるよね』と言われる羽目になる!」
預言者もかくやと言った勢いで彼女は人差し指を突きつけて高らかに宣言した。
そしてその勢いのまま続ける。
「見せ場はあるが、それ以上にネタキャラ、不幸キャラとして弄ばれ続けることになるだろう!!」
どことなくメタな香りのする台詞を吐いて、彼女は胸を張った。
あれ?やっぱりバローダねぇじゃない?
たわわに熟れきった一部を見つめながら、士郎は本人が聞いたら骨折で済まされそうにないことを考えた。
彼女の発言に衝撃を受けたランサーが何となく煤けてきた所に、彼女は追いうちをかける。
「今だマスター、言ってやれ」
「えぇ!? ……えっと、夕飯食べていかないか?」
決して破ることのできないゲッシュにランサーは肩を落とした。
「…………ゴチになります」
凛とアーチャーが駆けつけた時には、居間の中で三人揃って夜食を食べていた。
「なんでさ」
あまりにも異なる平行世界に、思わず呟いてしまったアーチャーには罪はない。
ちなみに流石の聖杯もクーリングオフ制度は受け付けてなかったらしい。
ランサーの扱いは公式ですよね。
流石幸運ランクE!
居間では三人で仲良くご飯食べながら聖杯戦争について解説しています。
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